あのステージへ
今日はじめてのプロジェクトがカットオーバーを迎えた。いつか味わったような、一瞬の高揚感を伴う種類のものではないけれども、やはりそれなりの達成感はある。
でも、どこか心の底から叫びたくなるほどの歓喜が湧いてこないのは、なぜだろうか。答えはもう分かっている。それは、プロジェクトに対するコミットメントが足らなかったからだ。
現時点でやれることは限られている。その中でも自分のできる限りのことはやったつもりだ。だから、後悔なんてない。でも、やっぱり足りないんだ。すべての重圧を背負い込んで、チームを巻き込み、それでも諦めずプロジェクトをここまで導いた彼らが味わっているだろう達成感は、今の僕が味わっているそれとは決定的に異なっている。
今はそれでいい。ただ限られたものだけが味わえるあの歓喜の中に、僕も加わりたいと思った。あの高みへ行きたい。
仕事
研究室の後輩が、うちの会社に内定して会社のこといろいろ聞きたいということで話す。話していて、伝えているというよりは自分に言い聞かせているという感じになってしまった。
思えば、2年前僕もシュウカツをしていた。あの時の仕事(会社)選びで重視していたのは、(1)IT関連(2)考えられる選択肢の上で最もハードルの高い山を登る、だったように思う。
実際仕事をしてみて、どちらもそんなに甘くない。心身ともに限界の状態に置かれた中で、自分の中にまだ先があることを知る。そんな感じで一日一日をなんとか乗り越えていくイメージ。それが、たぶん僕が欲しかったものなんだろう。だったら、この状況をもっと楽しめ。感謝しろ。そう、ずっと自分に言い聞かせていた気がする。
結局何を伝えたかったのかよく分からないけど、間違ってもうちの会社良いから入れなんていえない。はっきりいって甘くない。ただ事実を知った上で、それでも何か得たいものがあると覚悟ができるなら、うちの会社を器として使ったらいいのではないかと。それにしても、3年連続でうちの研究室から決まるというのは、なんかうれしいもんですね。
Manager
マネージャーとはこういう人なんだろうなぁと思える人に出会えた。そのMgrが来て、やったことはいろいろあるけど、結局のところ、チームを一つのゴールに向かわせるために、着地点の方向性を示し、これでいけるとみんなをモチベートしたことだと思う。
全体の方向性を示した上で、各自の役割分担を明確にし、あなたはこのプロジェクトに必要なんですよ、ということをアピールすれば人はやる気をだせる。
成果 = 生産性 × 時間
だとすれば、今より2倍の成果を出すためには、労働時間を2倍にすることは現実的でなく、やる気を向上させることによってひとりひとり生産性を2倍にすることで達成することは可能だ。
先のエントリーでも引用したが、同じ状況でもどう捉えるかによって、未来は変わる。
リーダーが明るい未来を描けなければ、そのチームは成功するはずがない。一方で、本当に無理なら、ストップをかけるのもリーダーの重要な役割だとも思う。一度行くと決めたからには、みんなにゴールを示し、意識をそこに集中させる。それがチームプレイであり、その感覚がみんなで共有できたときが1+1>2となる瞬間だと思う。
そういう場を共有できたら、今までの苦労は全部吹っ飛んでしまうだろうな。
オプティミズムについて
My Life Between Silicon Valley and Japan - オプティミズムについて
「未来というのは、我々一人ひとりの生き方や行動によって変わり得るものだ」と思い、「難問解決に向けて、一人ひとりがどういう思想を持って行動するのが、トータルにみたときに、それらが最も大きな力に結集し、未来を変え得るのか」を突き詰めていくと、やはり根底にオプティミズムがあったほうがよい、と考えるにいたったからだ。そのほうが力が出るからだ。
どんな困難な状況に置かれたとしても、自分がその状況をどう捉え、どう行動するかによって、全く異なる結果が得られる。描くならやっぱりハッピーエンドでしょう。
資産運用
将来に対する不安の原因の一つは、「金」だってことに気づき、貯金を考え始める。といっても、このご時世、銀行預金は金利やインフレを考えると全く魅力的ではないので、ある程度の資産運用は「株」を考える。ってどんだけ資産あんねんって全くないのがかなしいのですが、10万くらいからでもできるらしいので、勉強もかねてとりあえず始めてみる。
つーことで、証券講座開設。E-trade証券にした。理由は手数料が安いから。開設に2週間ぐらいかかるそうなので、まだやってないけど、とりあえず、外貨MMFと日本株のインデックスファンドあたりからはじめようかと。
テーマはアセットアロケーション。以下は参考図書。
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